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4.24.2023

20年周期のカルチャーをプラモデルに見る


コロンとしたフォルムが可愛らしいクルマに見たことのあるステッカーが。VANですね。
このクルマはスバル360 レーシング仕様になります。

マイクロエース オーナーズクラブシリーズになります。1/32スケール。

60年代半ばに流行ったクルマの一つです。そして、VANもその当時流行ったブランド。


日本車というのもあるので「TAKE IVY」よりこっちの方がしっくりくるかもですね。
塗装も実車に近付ける塗り方はしてないので、イラストと並べると良い感じです。
 

本の中にこんなページがありました。ビートルを選んでたんですって。
でもみんながみんな外車に乗ってたとは思えないので代替えの車があったはず。

このスバル360って別名「てんとう虫」なんです。ちょっとビートルに似てませんか?
当時も似てるということでカブトムシならぬてんとう虫と呼ばれたそうです。
人気あったということは、ビートルの代わりにという人も少なくなかったかもですね。

当時「サブロク」と言われる360ccの軽自動車が盛り上がってたそうで、
他にホンダN360やマツダ キャロル360などなどたくさんあったそうです。
今見てもどのクルマもデザインが素晴らしいです。いや、ほんと素晴らしいです。

同時代のスポーツカー、トヨタ スポーツ800やホンダ S800も人気だったそうですね。
それぞれ「ヨタハチ」「エスハチ」と呼ばれてたそうです。
昔のこういう名称付ける感じ、良いですよね。名称というか愛称ですね。


このキットはレーシング仕様なので様々なステッカーが貼られていますが、この時代は
普段乗るクルマにもステッカーを貼ってました。若者中心ですが。

上の写真のクローバー模様のステッカーですが、RACING MATEというブランドです。
見つけましたので引用せずにリンク貼っておきます。興味のある方は覗いてみてください。

それを読むとVANもステッカーになってるのが理解できます。
街乗りのクルマでも貼られてたそうですよ。


僕はVANの服は着たことがありません。2歳くらいの時事実上倒産してるので、
リアルタイムでは無いです。ただ、倒産後も根強い人気で日本におけるIVYの象徴にまで。
そうなると僕が初めてVANにまつわるモノを所有することになるのはプラモデルです(笑)

IVYは1年に数回ファッション誌で特集組まれるのでVANのロゴはよく目にしてました。
僕ら世代だとHOT DOG pressってちょっとエッチなコンテンツの特集が組まれることが
多くなってはいましたが、80年代なんかはIVY特集を結構やってたそうです。
個人的には馴染みがないので意外でしたね。当時は小学生くらいなので見たことないです。

STPはオイル関連のアメリカのブランドですね。意外と見たことあるな〜となるロゴ。
今でもですが、スポーツ関連のスポンサーのロゴって印象に残るんですよね。
僕はフォント含めて60~80年代のデザインが好きなのでこういうの嬉しいです。

カルチャーって20年周期と一般的に言われています。
これらのクルマ、プラモデル、アイビースタイル、
それぞれジャンルは異なりますが、当てはまります。

偶然ではないかも知れませんね。


そして、見慣れた足跡のマーク。「HANG TEN」です。
僕自身も幼少期の70年代に何かしら見た事あるし、何か持ってたかも知れません。
当時はアメリカのサーフブランドという認識はありませんでした。

60年代半ばのカルチャーが見えてきますよね、この車見てると。
コレもプラモデルの楽しさだったりします。コレきっかけに色々調べましたしね。
知識の上積みが出来ます。

そもそも組み立てるにも塗るにもこのキットには情報が少なすぎるため実車の画像や
完成品の画像を探してみたりして参考にします。そうすると当時のこのクルマの宣伝の
ポスター画像なんかも出て来てその時代を感じる事もできました。

もともとこのキットはLSという会社が製造販売してましたが、倒産したため使用してた
金型をアリイ(現マイクロエース)が引き継いでる形となります。

80年代からの金型なのでそろそろ限界じゃない?というレベルではありますが、
ヒケやバリを丁寧に取り除けば実売600円ちょっとで十分楽しめるキットです。
ついつい同時に同シリーズの他の車種含めて6台組み立てました。

初心者の方にはお勧め出来るキットではないですが、素晴らしいキットです。

カルチャーの20年周期はほんとかもね、という話

1.08.2023

VINTAGE? NEW VINTAGE? USED? REUSE? 簡単なのに難しい英語の日本語解釈

 


近年、エコ、サスティナブルという言葉が日本でも飛び交う様になりました。
欧米に比べて日本は意識レベルも低く国としても企業としても取り組みが遅れています。
こればかりは仕方ないのでこれからでも一人一人の意識レベルを上げて大事と捉えず、
出来ることを少しずつやって習慣化させていけば良いだけのことだと思っています。

企業がその言葉を使い過ぎるのはどうしても胡散臭いし、してるアピール合戦みたいな
感じがこの2,3年目立ってしまってたのも事実です。
サスティナブルとはそもそも「持続可能な」という意味なのでぜひ継続して頂きたいです。
この辺りの話はまた別で僕なりの考えを書きたいと思っています。

また、オークションサイトやリサイクルアプリなどの台頭により誰でも簡単に出品、
言い換えると販売ができる様になったことで様々な問題が浮き彫りになりそのまま放置
されていることも多く今後の課題となっていくとも思いますし、法の見直し含めて政府が
動いていかねばならないことが山積みです。「転売ヤー」問題もその一つですね。

もともと転売とは限定品など希少性の高い販売数が決まってるものを購入して定価以上で
販売することで、よくナイキやシュープリームなどで行列が出来てたあれです。
個人的にはあれはなんか納得できてたんですよね。ただ、今の転売というのは少し違って
転売ヤーが単純に買い占めて市場から消えて無理やり希少価値を上げてることが多い。

そもそも限定品ではないので、再販が不定期とは言えあるにも関わらずです。
これってメーカー側も迷惑で一見売れてる様で追加生産しても実は表市場にないだけで
ネット界隈での転売品が大量に売れ残ってるという事もあり得て下手すると売れない。
また、ターゲットになってしまったメーカーやブランドのイメージが下がるケースも。
アパレル業界に限らない話なのでこれは本当に早急に対策を政府が取らないと各企業が
対策するにはなかなか難しい話です。やってるのは日本人だけではないですし。

そして、この2,3年のコロナの影響というのもかなり大きいものだと言えます。
価値観の変化、生活環境の変化もありますし、ネットを利用しての売買が急増しました。
それにより素人玄人の判別がつきにくいことも多くなったんではないでしょうか?

以前からコピペに対しての考え方が人によって異なる事が怖いとは思っていましたが、
今は何も悪い事はしてないと思っている人があまりにも多く、他人、お店、企業の
WEBページの文章や写真を無断でそのまま掲載してたりすることも目立ちます。

自分も仕事上、文章を書いたり写真を撮影する事は多いですが、それなりの労力と
時間と知識が必要です。それを無断で当たり前に使用してる人が多い事は非常に怖い事です。
コピペ自体の否定ではなくそれを営利利用してる方が多過ぎる事を問題視しています。
僕も何かの参考に写真はストックする事はあるので便利な機能ではありますが・・・


随分と前置きが長くなってしまいましたが、本題はVINTAGE、NEW VINTAGE、USED、
REUSEなど最近目にすることが多くなった英単語の話です。

リサイクル、リユースショップが近年急増し、また安価なユーズドを販売する大型店も
全国各地に出店してるのが目立ちます。これ自体はいい事だと思いますし、日本には
それだけたくさんの洋服があるわけです。洋服にお金をかける金額は世界的に見ても
高いと言われてるファッションビジネスとしては絶対に無視できない国なくらいです。

先ほどの英単語は大雑把にいうと全て「中古品」です。定義というのはないはずですが、
同じ中古品でもVINTAGEは大体30年以上前の物で今でも価値のあるものを指します。
もしかしたら、古着屋さん達の中では若干解釈が違って70年代以前のものを指してるかも。
その辺りから既にブレブレなんですけど(苦笑)要は90年代に古着ブーム、デニムブームが
あったので、その頃からすると80年代の物って古くなくて時代が経ってもその感覚のままの
古着屋さん達が意外と少ないくないっぽいんです。世代による感覚の差でもあるでしょう。

そこで生まれた新語みたいなNEW VINTAGEっていうのは80、90年代の物で今でも価値の
ある服のことを指します。USEDはそのまんまと言えばそのまんまで中古品(古着)です。
年代は関係ありそうですが、ありません。古くても価値がなければただの古い物です。
REUSEは直訳すると「再利用」なので実は先述した言葉とは意味合いが変わります。
中古品では変わりないですが、年代も価値も関係ありません。また、DEAD STOCKという
言葉も古着屋さんでは言われたり見かけたりすると思いますが、コレも直訳通りです。
DEAD STOCKだからといって全ての物に価値がある訳ではないので判断が難しいです。

コロナの影響により日本だけでなく海外でもアパレル業界は不況で多くの在庫を抱え、
また倒産も多いです。逆にいうと、DEAD STOCKと名乗れる物が大量に市場に出回ります。
アメリカの百貨店やブランドの倒産はそういう意味では掘り出し物を安く手に入れる
チャンスだと考え動いたバイヤーも少なくないでしょうね。「DEAD STOCK」という
響きだけで欲しくなる衝動を抑えて冷静に判断しましょうね。
ただ、掘り出し物というか価値ある物も必ずあるので狙い目であるのは間違いありません。

例えば、写真のチャーチの靴ですが、これは70~80年代のデッドストックです。
チャーチは歴史も古く、インソックの刻印により年代が判別できるため、
コレクターを刺激するブランドの一つなんです。これは刻印がLONDONとNEW YORKの
2都市なので70~80年代だと判別できます。旧旧チャーチやオールドオールドチャーチと
呼ばれています。デッドストックでこの年代の物だったら定価以上の値を付けても
全く問題ないくらい付加価値がある物でしたが、数年前37,000円で販売しました。
おそらく破格の値段じゃないでしょうか?購入された方がどの様に履き、メンテをして
今後どの様にされるかは分かりませんが、いい状態を保てば保つほど価値は上がりますね。

これらの世界って知ってたら無茶苦茶楽しくなりますが、知らなかったら損したり
騙されたりすることもあるので気をつけないければいけません。逆に知らない人ばかりに
なってしまうとVINTAGEや価値あるDEAD STOCKという物に対しての値付けが難しくなる
時代もいつか来るのかもしれません。知らない人には入りにくい古物商みたいになるかも。

年代だけでVINTAGEと謳ってたり、そこまで古くないのにVINTAGEと言ったり、
この辺りは言ってる側が意図的なのか無知なのかが分からないのでなんとも言えません。
リサイクルアプリでは「古着屋」を名乗ってる出品者が多数いますが、商品紹介では
「素人のため〜はご容赦下さい」などの文章を記載してる人?店?も多いです。

僕自身、リサイクルアプリやオークションというのは賛成派なので格好いい古着屋で
買おうが、大型リサイクルショップで買おうが、自分が気に入った物を納得してるので
あればいいと思います。意外と価値ある物をかなり安価で見つける事もありますから。
なかなか大変だし確率は低いですが。ヴィンテージを多く扱っているお店には高額の物が
多く並びますが、価値のある物がちゃんと並んでいます。こういうのって市場価値を
リサーチして値付けしてますが、良くも悪くも今はネットで検索すると大体分かるので
どこも大体同じ値段なんですよね。個人的にこれが面白くない(苦笑)

服にしてもレコードにしても昔はあっちこっち実際にお店回って安い物を探してました。
もちろん、物を買った後に他店でもっと安くて良い物があったって事もあります。
ただ、それもひとつの醍醐味でしたし、逆に買った物に対して愛着が湧いたものです。

個人的にヴィンテージなどに極度のこだわりはないですが、好きです。
ただ、市場的に価値ある物やブランドよりも結局は安くて面白い物の方が好きです。
また、いつか題材にしてブログに書きたいですが、年代によって異なるタグを展開してる
ブランドにはついつい惹かれてしまいます。もちろん、物ありきではありますが。

trunkではLILY1ST VINTAGEを展開していますが、これは一般的な古着、ヴィンテージとは
解釈というか価値観が異なるので市場価格無視での値付けの物がほとんどです。
高く感じるものもあれば安く感じるものも沢山あります。
たまにお客さんから指摘されます(苦笑)「これ、安過ぎるからもっと高くするべき」って。
これくらいのスタンスが僕には心地いいです。

近年、アパレル業界でも値上げ続きでしたが、本番は今年からと思っていいと思います。
仕方ない事とは言え、値上げした金額の価値が本当にある物がどれだけあるかは疑問です。
僕自身が販売する側でもあり、一人の消費者側でもあるので両面で見る様にしてます。
だからこそ、今まで書いてきたことを理解して少し調べて知識を蓄えて賢く買い物を
楽しんで欲しいです。新品だけでなく程度の良い中古の服でも靴でも良いじゃないですか。

もちろん、個人差というか価値観の相違はあるので中古品でも良いという方にだけに向けて
書いています。新品を販売してる者がこういうことを勧める事ではないかもしれませんが、
僕自身の解釈、物差しではありますが、長年買い付けてるブランドでも値段を下回る
クオリティだと感じれば買い付けしません。そもそも売れる物を買い付けするというより
自分がいいと思う物、着たいと思う物、値段以上の満足感を得られる物を買い付ける様に
お店を始めた時から心掛けてます。これだけはブレずに続けたいですね。

まだまだ書き足りないくらいですが、ちょっと長過ぎるのでまた別の機会にでも
書ければいいかなと思っております。それでは、また。

12.26.2015

モノに思いを宿すということ

道具というのは機能を重視するモノもあれば見た目を重視したりします。
理想としてはどちらも兼ね備えているモノです。

そして、モノというものには思い入れというものを人は注入していきます。
使っていないけど、捨てられない、手放せないなんてことも多いと思います。
何個もなくてもいいのについつい買ってしまうなんてことも(苦笑)

僕にとってボールペンがそうかもしれません。



もともと僕が使っているボールペンとシャープペンシルです。
どれも思い入れが強く、使っています。

モンブランのボエム(小さいタイプ)は14,5年前に新宿伊勢丹のメンズ館内の
お店で働いていた時にモンブランショップでバレンタインイベントを開催してて
その時に自分用にこのバレンタイン限定モデルを購入しました(笑)
通常モデルはハート型ではないんです。コレは芯を太いのにしたり普通にしたりと
ずっと使ってます。ほぼ間違いなく一生使ってくモノの一つだと思います。

モンブランのシャープペンシルは10数年前ハワイに初めて行った時になんとなく記念に
買っちゃいました(笑)モンブランはもう1本持っていましたが、探しましたけど、
手元にないのでおかしいなと思いましたが、後輩にあげたような記憶があります。
大事に使ってくれてればいいんですが・・・

そして、赤いのがモンテグラッパ。コレは4,5年くらいの短い歴史になりますが、
お店でお客様がサインで使用する際に使っていただいてますが、僕も仕事で
使うことも多かったので、お客様専用のモノを探していたんです。

すると、意外なところがボールペンを作るという情報が。
しかも、受注生産の限定だと。これはこれはオーダーしなきゃと。
そして、オーダーして2ヶ月くらいで届きました。


trunkではもはや大定番のバッグブランド「Ense」がボールペンを限定で作りました。
ペンケースはやっぱりレザーで。何種類か色があって、金具もゴールドとシルバーで
選べたのでカスタムオーダーでしたね。1本はお店用、1本はプレゼント用です。


お店で使うモノなのでお店に関わりがあるモノが良かったのでピッタリです。
材質はウッド。職人が一つ一つ削り出しています。以前取り扱いがあった
クラッチバッグの取っ手部分も同様の手の込んだモノを使っていました。


品がいいですね。フォルムも素敵です。お客様が使われて、欲しいなんて声が
出ないかな?なんて期待もあってお店で使います。
その時はEnseにお願いしたいな、なんてことも考えています。

また1本、長く使っていくモノが増えました。モノに思いを宿すということは
モノを大事に使う秘訣なんでしょうね。

皆さんもモノに思いを宿してみてはいかがでしょうか?

11.09.2015

洋服を染めて息吹を再度込めてみました

自宅のクローゼットに着てないけど、置いてある洋服ってありますよね。
「いつか、着るから」、着てないのに「似たもの持っているから」という理由で
気に入ったモノを見つけたのに諦めたり。大体、買わなかった事を後悔します(笑)

僕は個人的な意見というか好みですが、リメイクされたモノ、リサイズされたモノを
購入する事はありません。誰かが着てリメイクされたモノを古着として置いてあるのは
別で、この場合は購入したりします。「販売するため」にリサイズしている行為が
個人的に好きではないんです。オリジナルにはオリジナルだけにしかない魅力がある。

例えば、「某ブランドのデニムの501をテーパードシルエットに変更しました」なんて
モノを見つけた時には「だったら501の必要性がないでしょ?」と思うんです。
所有してから気分でカスタムすることは大いに洋服を楽しむという上でいいと
思いますが、やはり販売目的でのリサイズは好みではないです。

デザイナーが一から解体してリメイクされたモノは話は別で、コレはいいと思います。
手間暇はかなりかかっていますし、デザイナーならではのオリジナリティがあるから。

僕はお気に入りのモノは継続して同じモノを購入します。白シャツは年に1回同じモノを
購入します。以前までは処分してましたが、先日試しに染めてみました。
そのブランドで「あればいいのに」と思っている色に染めてみるのも面白いかと。



この黒いシャツ、元は何か分かりますか?タグを見ると何となく分かりますね。
COMOLIの定番シャツの白を黒に染めてみました。ステッチは綿糸ではないため
染まらずなのでアクセントになっています。ボタンはうっすら染まってます。





来春のCOMOLIの展示会に行く前に染めをお願いしてたんですが、展示会で
ほぼ黒のネイビーがあったりベタシャンのブラックがあったりしたので正直、
びっくりしました(笑)と同時に「分かってるな、自分」とも(笑)

写真はありませんが、KICS DOCUMENT.のヘビーオックスの白もインディゴに
染めてみました。すると、展示会でヘビーオックスではありませんでしたが、
インディゴ染めのシャツなどがあったり。なかなかびっくりな現象でした。

この2枚は白シャツも春に買い足してますので、そちらは現役です。また、
来春に買い替えかなと思っています。今度はサイズを変えて購入してみようかと。

そして、汚れたという理由ではなく「着丈の長い赤いコートが欲しい」という
思いから、着丈の長いコートを赤に染めようと至ったコートがコチラ。



もともとベージュだったES:Sのコートです。生地、シルエットはすごく好きで、
「コレで赤があれば!」と思ったので思い切って染めてみました。
赤いコートは10年くらい前に買ったマイケル・タピアのワックスコットンの
トレンチコートを持っていますが、今の気分よりも少し着丈が短いのであまり
着ようという気になれなくてコレを染めちゃいました。いい感じです。というより、
赤いコートでここまで着丈が長くビッグシルエットのコートはないと思います。

着丈が長くてシルエットが大きい赤いコートを街で見かけたら、きっと僕です(笑)



写真だと分かりにくいかもですが、ブランドロゴもうっすら赤に染まっています。



ボタンは染める前に全部取ったつもりでしたが、見ての通り1個忘れてました・・・
ただ、逆に良かったかな?と思っています。結果オーライってやつです。
スプリングコートとして販売していましたが、今くらいの季節にも個人的には
着れちゃうので、11月いっぱいは着たいと思っています。

実は他にも赤に染めてまして、ジャケットで赤いモノが欲しかったので
シアサッカーを染めてみたんですが、オーバーダイって感じが一番出てましたね。
なかなかコレも仕上がりは上々でした。来春に着るのが楽しみです。

といった感じで、今回は4点染めてみました。またしばらくお気に入りでそれぞれを
新品の気分で楽しめそうです。それにしても、そろそろカラーコートって僕個人では
気分なんですよね。コットンコートでカラバリ増えてきてもいいんじゃないかと。
もう、ベーシックカラー一辺倒というのも少し物足りなさを感じちゃいますね。

実際に今季のHERVIER PRODUCTIONSのグリーンのコートは店頭でも人気で
早いうちに完売しましたし、僕個人でもかなりお気に入りで着ています。

来春は赤は残念ながらありませんが、ブラック、ベージュ、サンドベージュグレー、
ブラウン、ミッドナイトブルー、ネイビー、サックス、グリーン、オリーブグリーン
といったカラーを様々なデザインのコートで少なくとも14バリエーションで
メンズ&レディースで取り揃える予定ですので、楽しみにして頂ければと思います。

皆さんもたまにはこんな感じで染めてもう一度愛着持って着てなかった服を
着てみませんか?なかなかいいもんですよ。ぜひに。

2.03.2015

スーツのススメ

色には様々な意味があります。好きな色でその人の性格も見えてくるほどです。
歳を重ねる毎に身につけるモノの色が変わったりしませんか?

僕は若い頃から黒色に魅かれることがありませんでした。

同時に紺色も黒色に近いのでどちらかというと敬遠する色でした。
キャメル、ベージュ、ブラウンの洋服がほとんどを占めていました。

差し色では圧倒的に赤色。まわりからは赤色は僕のイメージだとも言われます。


15年前にこの業界に入ってからスーツの世界に足を入れた時にも「スーツの基本」

というのも無視してチェスナットのストレートチップのエドワード・グリーンの靴を
買ったくらいです。もう少しさかのぼると入社式用に買ったスーツはベージュ、
それに合わせよう買った靴はエンツォ・ボナフェの真っ赤なモンクストラップでした。

ネクタイもピンクだったりグリーンだったりブラウンの無地、派手なプリントでした。

とにかく目立ちたかった、人と違う格好をしたかったという想いが強かったんです。

そして、本当のスーツの着こなしというモノに出会い、感化されてジョン・ロブの

黒のストレートチップを買いました。そして、生意気にもバーニーズで常時オーダー
可能だったベルベストをオーダーしました。ヘリーンボーンのアズーロ生地でした。
ネクタイも無地ネイビー、ドット柄をいろんなタイブランドのモノを買いました。

ようやく2年目にして「スーツの基本」というものを学びました。


ただ、それからもなかなかネイビーのスーツを着ることは少なかったですね。

魅かれるネイビーの無地になかなか出会うことがなくグレー、ブラウン、ベージュが
結局多くなりました。映画「ゴッドファーザー」に多大な影響も受けてた時期です。

自分でお店をするようになってネイビーの比率はかなり増えてきたように思えます。

紺色のイメージというのは「落ち着き」「重厚感」「真面目」「知的」などが
挙げられます。そして、その色を選ぶというのはそれらの状態になっている時、
もしくはそれらの状態を欲している時だとも言われています。なるほど・・・

僕はネイビーを身に纏う時はあまり差し色を用いません。極力シンプルに

コーディネートをすることが多いです。華やかな場に行く時は赤系を差します。
先日、ご紹介したばかりのElephant Blancのセットアップもこんな感じです。



ブルックスブラザーズ・ブラックフリースのギンガムチェックのBDシャツに
マリアーノ・ルビナッチのシルクタイ。どちらもネイビーです。
Elephant Blancにこのようなブランド、アイテムを合わせるというのは良いのか
分かりません。おそらく展開しているお店さんではやらないと思います(苦笑)
僕はアリだと思っていますけど。逆にこのように合わせたいんです。

靴をクラシカルにするとカッチリなりますけど、ちょっと遊びたいなということで、


hender schemeのネイビーのネオモンクを。ジョン・ロブのダブルモンクでも
合うと思うんですがフォルム、ディティールが違うだけで印象は変わります。
ネイビーでまとめたかったというのもあるんです。白とネイビーのみ。

春夏になったらhender schemeのモンクストラップのサンダルとも合わせてみたい。
もちろん、ウエストンのローファー、ゴルフとも。ジョン・ロブとも。
ムーンスターのハイカットと合わせてもいいんじゃないかなと。スニーカーの時は
差し色を使ってもいいなと思うので黄色のハイカットが気になってます。


ネクタイは非常にクラシカルなモノですが、生地にハリコシがあるシルク、
マリアーノ・ルビナッチらしいスフォデラート。だから相性はいいかなと。


今となっては日本ではあまり見かけなくなって買いにくいかもしれないですが、
僕はここのネクタイは好きですね。非常に結びやすい。特にシングルノットで
ディンプルを深く入れたい派にはたまりません。いいブランドですね。

僕はネクタイは基本的にクラシカルなモノをきちんと作るブランドのモノが好きです。
遊びのあるモノではキンロックのネクタイはプリント柄がユニークで好きです。

スーツ、ジャケットの作り、テイストは違えどネクタイはやはりクラシックに
限ると思っています。ただ、生地、芯地なんかは相性があるのでそこは気をつけます。
最近はあまり着ていませんが昔はkolorのジャケット、セットアップにもクラシカルな
ネクタイをしていました。「そんなの嫌だ」という方も多いとは思いますが。

近年、ファッションのムードがすべてリラックス傾向になっています。
それは、今の時代に対しての反動だったり解毒剤効果だったりすることなので、
必要な要素だとは思いますが、ファッションが持っていた良い意味での緊張感
というものが薄れてきてることに個人的に「これでいいのかな?」と思います。

匂い、雰囲気をきちんと持った、素材、パターンへのこだわりのあるセットアップを
trunkではピックアップしています。良い意味での緊張感を持つために。
タートルネックを着たり、ネクタイ、スカーフなど巻物を巻いたり。たまには
もっとくだけた感じでリラックスした着方でもいいと思います。

そんな気分を少しでも感じて頂けたらいいなと思っています。